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「私のものである  XXX さんへ

とても満ち足りた週末でしたね、今回は、
どこかへ行ったとか、何をしたとかいうわけ
でもないのにね、仲よくしてたり、おいしい
食事をしたからかしら。家で、新鮮な材料
をお料理したり、あなたは、本に印をつけたり
私は絵をかいたり、ゲームをしたり、したから。
1週間くらいのんびりした気分がします。
あなたもきっとそうでしょ? いつもこんな週末
だといいな。でも、一緒にすんだりすると、こ
ういうわけには、多分いかないと思う。どう
したらいいの。今から、考えておかなくては。
会えない日があるから、会ったとき何倍も
楽しいなんて、いいのか悪いのかわからない。
あなたは、先のことを考えたり、がんましたりする
のが得意だけど、私はにが手だから、
いいのか、悪いのか、きめられないわ。
今日は、ブルーマンデーにふさわしい、かったるい
日でした。今朝まであなたといたんだから、
その余韻を楽しめばいいのに、
もう、すでに、船乗りの妻のような気持
ちになってしまうの。なんでもないことに
暗示を見いだして、なにかよくないことが」  


 
  「船乗りの妻」、そう彼女が書いた。この当時は「そうきたか」と思ったものだ。

 俺がお前のものであることには異論はなかったが。


 嫌な予感はした。 慣れと言うのはある。

 寂しさ慣れしてしまっていたのだと思う。

 そしてまた少し子供っぽく戻った。

 俺は、いったいどうしたらよかったんだろう。




 二人でひとつの小さな部屋にいて、コーヒーを飲んだりしながら自分のことをしたりした。

 俺がゴチャゴチャとやって、嫁がそのかたわらで絵を描いていた。

 とても平和な時間だった。

 仲良くして、自然に仲がよい。

 空気のようなものだ。それは心地よい時間だった。




 「ブルーマンデー」なんて嫁は言ったが、若い頃は当然に嫁には生理が来た。

 そのブルーは当然に二人の関係にはつらいことになった。

 お腹が痛くて苦しくて、少し寝込んだりしてとてもつらそうだった。嫁は生理痛が重かった。


 それで不機嫌になって、向こうから俺に当たったりする。

 たびたびケンカになったりした。

 嫁は生理痛だが、俺はそれがなかなかわからない。人に噛み付くほどか、と、だから叱った。


 今はもう嫁には生理はない。

 だからその意味ではまるで穏やか。お互いに晴れ渡ったというぐらい爽やかだ。

 歳をとるといいことだってある。もう妊娠もない。

 更年期が苦しいと言うが、こういうよさもある。


 涼しくなってきたから夫婦生活がまた出来そうだ。

 なにしろここ数年、クーラーを使ってない。この夏はそういうセクシャルなことはなかったww。


 クーラーはもうとっくに壊れているだろう。